からだとうまく付きあえるということ

「石の上にも3年」って言葉がありますね。

レッスンに通って下さっている皆さまのからだをみていると、だいたい半年越えたくらいから、いろいろとからだが変化するのがわかるんですけど、3年目の変わり方はどなたも目を見張るほどです。

3年目に突入すると、ウソみたいにからだが変わります。
ちなみに、丸3年経つと、もっと変わります。
それでもいろいろあるんですよ。3年経ったら変化がおしまい、というわけではもちろんないですが、変化のスピードが速まるのが3年かなと思います。

からだが変わることはもちろんですが、性格というか、こころの性質も少なからず変わります。
からだとこころはリンクしますので、こころも強くなるというか、しなやかになるというか、柔軟になるというか、自分の芯が出来てくるというか、どーでもいいことにこころが揺さぶられないというか、細かいことが気にならなくなるというか、そういうことがだんだん増えて「ご自身を信頼するチカラ」がUP!するように感じます。

そこに向き合わないわけにはいかない、という感じでしょうか。


自分のからだはクセだらけですね。
こころも思い込みばっかりですね。

そうなるように教育されているということもあるし、自分でそう思った方が生きやすいから変えてきているということもあると思います。

でも、本来のからだはとても伸びやかさがあるスッキリとした気持ちのよい乗り物なんじゃないかと思います。お手入れ方法さえ間違えなければ、いつまでだって元気にわたしたちを乗せて活動してくれる。そうおもいます。


なんで3年なんだろうかと考えてみておりますが、まだ分かりません。
でも、何をはじめても、だいたい3年が目安であることは間違いないなーと思います。3年目の浮気とかね。

きっと、本当にやりたいのか、本当に好きなのか、本当に変えたいと思っているのか、その項目に向きあい続けられるかということが試されるのが3年くらいなのかなーと思ったりします。

想念のチカラについて、ちょこちょこ書いてますけど、からだに声をかけ続けることで、ねじまがってた自分から本当の自分がでてきます。

実際のところ、こうするぞ!と思ってからそうなるまでの間には、通らなくてはならない自分を試される時間てのが必ずあるんですよね。「引き返しますか?辞めますか?どうしますか?」って問われる時。「今までどおりみんなと同じ方向に進んだ方が安心だよなー」と安全圏を進むがごとく、社会の流れを壊さないように生きようとする自分ってのを発見したり。

それを「これからもやりますよ!何があったってわたしはこれを続けますよ!」と、殻を破るがごとくエネルギーを使って、継続するということで、想念で描いたことが現実に物質化するわけですが、そういう右往左往する時間とか、殻を破るための時間とか全部ひっくるめると、実際3年くらいかかるんじゃないかなーと個人的にはおもいます。


でも3年の間に、いろいろからだが教えてくれるんですね。
痛みやかゆみや思い癖やからだの酷使している箇所やらなんやら。
で、何度か失敗したりするわけです。

からだからのサインを無視していつもの通り食べ過ぎて、胃が痛くなったとか。
疲れているのに、頭で大丈夫だろうと思ってたら、やっぱり転んだとか。
嫌だなと思ったのに、断らなかったら、気分を害されてしまったとか。

からだも含め、こころのダメージにも気がつくようになりますので、同じようなサイクルになった時に、じゃあ今度は違うアプローチをしてみようと、試してみるわけです。

で、こういう方法がいいのか、こういう解決方法があったのか、こうして勇気をだせば気持ちがスッキリするのかと、自分を高めていくことになるわけです。


そういう失敗しながらだんだん上手にからだとこころとうまく付き合っていく、練習しながら回答方法を見つけていくのに、まずは3年かかるんじゃないかなと、そう思います。


これから3年目を向かえる方も、3年経過してぐんぐん突き進んでいる方も、それぞれのペースで、自分のここまでのがんばりを労いつつ、ご自身にしか出せない輝きを、増していただければと思います。