STUDIO ARTISAN からだとこころのいろいろ

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7割ストイック

先月、10年ぶりくらいに自分としては高いなーというチケット代を支払って、バレエ鑑賞に行って参りました。しかも1週間に2回。

18歳くらいの時にバレエにのめり込んでいた時期は月に1度はいいものを観ようと意気込んでバイト代を費やしていたんですが、当時はただ憧れで観ているというよりは、自分が舞台に出ている人たちより劣っていることに意識が集中してしまって、観れば観るほど切なくなったりしていたように思います。

今回は6列目で大好きなダンサーを直に初めて観ました。

ただただ感動して感激して『夢の世界』とはまさにこのことをいうんだな、と言葉では表せない感情を味わい、バレエダンサーってのは“妖精”と“天使”なんだねと一緒に観に行った方々と語らいました。

『踊ることがよろこびでしょうがない〜♫』っていうエネルギーを感じて、わたしも「あ、帰ってきたな」とバレエの世界に引き込まれました。

…ってなわけで、久しぶりにバレエ熱がでてきました。
しかも、感動のあまり、今月も行くことにしちゃいました。
いままで気がつかなかったからだの動きとか、感情とか、今まで見えなかったものが見えました。
あーだからこの人たちはここにいるんだ、という漠然としてますけど、わたしの中での『気づき』がたくさんありました。


ちょうどバレエを観に行く前から朝イチのトレーニングの時間を長くしたんですけど、バレエを観てからさらにやる気が増しましたね。

からだを『維持』するんじゃなくて『進化』させるためにがんばろうと、おもってます。
でも、ストイックさは7割にしておくことにしてます。

高校生くらいからバレエばっかりやってみたんですけど、毎日寝る前に2時間ストレッチやら腹筋やらをして、レッスンの前はお風呂入ってあっためてからストレッチして出かけるとか、そういうストイックさ炸裂!な生活をしていたりしました。

でも、わたしの場合は続かなかったんですね。
一時は最高にからだが動く状態になるんですけど、自分に厳しすぎて休むことが出来なくてからだを壊したり、こころがついていかなくなったりね。

なので、またストイックになりすぎて途中放棄するんじゃないかと色々再開するのが怖かった時期もありました。

でも、今は、誰かのためにやるとか、上手になるためにやるとか、そういうこと抜きに、ただただからだに向き合っていたいからやるんですね。
あとは「踊る喜びを自分が味わいたい」んですよ。

コンクールに入賞するとか、トップになるとか、3回転も4回転も回れるようになるとかそういうことじゃなくて、自分が元気になりたいんですよね。


そんな感じで、自分の中で「ストン」と腑に落ちたことがあったので、『7割』でストイック再開してます。

出来ない日があったり、ぐったりしすぎて寝過ごした日があったりしてもまぁいいでしょう。というくらいの緩さだけど、もうちっとふんばれがんばれー!ってところはがんばります。


そんなわけで、みなさんの前で踊る気にもなりました。
わたしの踊りをみてこころの中でどこかがキラリと光ってくれたらうれしいなと思いながら、日々励んでいこうとおもってます。