レッスン中に、ご自身でからだの調整を行っていただくことが多々あります。
ちょっとがんばって負荷をかけながらからだを使った後というのは、深いところの歪みが表側に浮上してくるチャンスです。
がんばった時に連動しない場所っていうのが、たいていの方はあります。
その連動していない筋肉は、硬直しているので、その筋肉を押していただくように促してますが、ポイントをお知らせすると、痛くてびっくりされたりします。
たまに『なんでここが痛いってわかるんですか?!』と聞かれます。
なんでかっていうと…そこが硬いってことが【ミエル】からです。
自分でレッスンにハミングブレスを取り入れ始めた頃は、まだ視覚的に「ここだー!」というのがわかっていたわけではありません。
どちらかというと、自分のからだの感覚が触った相手のからだとリンクして“あ、この人はここが調子が悪いんだな”というのを感じていたのですが、それだとなかなか自分のからだがしんどくなるんですね。
自分にとっては便利な機能だけど、疲れるんですね。
相手の方と同じ場所が調子悪くなるので、時にはめまいを伴うこととかひざが痛くなったりするので、あまり気持ちのよいものではありませんね。
それで、なるたけそういう機能を使わずに分かるようになりたいと思ってました。
ある意味では練習しているんです。皆さんのからだをみせていただきながら、からだの仕組み、歪み、どこにポイントがあるかっていうのがより分かるようになりたいので。
自分とあまりにも症状が異なる方はわかりにくいです。弱点が似ている方の方がわかりやすい。
でも、探っていくとだんだんわかるようになります。
ある程度の大きな枠組みっていうのがあるみたいで、それが読み取れるようになります。
よく考えたら、同じ方を含めて月に300回くらいはそういう「ここ押してください〜」っていうことをやらせていただいているんですね。超がつくほど反復練習させてもらってます。
そんなわけで、今は触らなくても以前よりはわかるようになりました。
なんでもそうですが、ある程度の能力までいくにはどんなに才能があっても、素材がよくても磨く必要がありますね。練習しないと出来るようにならないですね。
一旦出来たら、そっから先はひとっ飛びでいけるかもしれないし、地道な時間があるかもしれないし、スピードが上がっていくかもしれなし。
もうちっとスピードアップしてもよかろうと、わたしの能力もまだまだ上がることを願って意図しております。