かわいらしい人

自分からバレエをやりたい!と母にもの申してから、かれこれ28年くらい経ってしまうようです。
小さい頃の記憶がほぼ無いわたしは、バレエに憧れたの〜☆という「感情」を自分の内側にもった記憶はないんですけど、知り合いの発表会を見た時の舞台のキラキラした印象は記憶として残っています。

それからいろいろストイックにやりすぎてみたり、なんやらかんやらあったのもので、いつのまにか女の子が好きそうなかわいいものを自分のまわりから排除するという“フリフリキラキラ拒絶時代”がしばらく続きました。

そんなわたしも昨年くらいからピンク色はかわいいものだなと着るものに取り入れられるようになったり、キラキラのスワロフスキーもじっと凝視出来るようになったり、すこし拒絶を脱してきました。


最近おもうままに絵を描く時間をもっています。
頭で考えずに、思いついたままに描いてみる。
へたくそでもなんでも構わず描いてみる。


そんな風に自分で描いた絵を何枚か客観的に見返してみたら、どうも自分は『かわいらしい人』かもしれないと、漠然とそう思いました。
以前、友人にクールでドライと言われてそーなんだーあたしってドライなんだーと、思ったこともあるんですけど、そんなとんがった青春時代も過ぎ去ってますので、もちろん見た目とかではないんですけど、自分の奥にもっている何かを『かわいらしい』と、思ったんですね。

幼稚園の頃にバレエに憧れるくらいだから、元々自分の中にそういった素養は持ち合わせていたんでしょうけど、人間というのは、そういった自分の個性をすごーく奥にしまうことも出来てしまう器用なのか不器用なのかわからない性質をもったイキモノですね。


このかわいらしさがこれから良い方向に活きるといいなと、絵を見ながら思ったのであります。
だからはずかしいけど、敢えてブログにかいてみることにしました。
自分の良さも、弱さも、全て認めて受け入れてこそ弱みが強みに変わると、そんなことを思う今日でした。