６年前の９月。
旦那の仕事を手伝っていた自分が、思い立って自分でストレッチの教室をやろうと決意しました。
はじまりは公民館を借りての月３回のレッスン。しかも和室です。
やることはあしほぐしに始まり呼吸法を使ってのストレッチ。
踊ることを辞めて１年くらい経ってましたので、バレエを教える気は、その当時は全くありませんでした。
それ以来、スタジオの場所を変えたり、新しいスタジオを借りたりと、少しずつレッスンの場所が広がっていきましたが、大きな広告を打ち出したことはありません。レッスンを受けて気に入ってくださった方が、その次の方を紹介してくれるというような、そんな流れでここまでくることができました。
３年前からはハマムでの仕事も始まり、今の今まで、ただただひたすら走り続けてきて、気がついたら、自分で独立してから６年が経過していました。
６年経ったことに気がついて、立ち止まってみました。
そーっと後ろを振り返って、ここまでかけ上ってきた階段の上から、自分が必死こいてのぼってきた場所から、景色を眺めてみました。
いろんな事があったんだよなと、思い出しました。
いろんな感情が蘇ってきました。
気がついたら号泣してました。
自分でいうのもなんですが、ほんとによくがんばってきたなと、心の底からそうおもいました。
はっきりいって、この６年間は、自分との闘いの日々でした。
わたしにとっては自分の感性、感覚が全てです。
自分で良いと思うものを取り入れて、いろんなことを試しました。
常にこれでいいのかと自問自答し、皆さんのからだに変化があれば自分のせいなのか責めてみたり、いやいやそういうことではないでしょうと、考え直してみたり。
本も何冊も読みあさり、自分のからだで実験して、観察して、実証して、みなさんのからだで実際にやってみてもらうと。
そんなことを繰り返して、段々とからだそのものに教えてもらえることが増えました。
よくこんな変わったことをやってるのに、沢山の方に受け入れてもらっているもんだなーと、それは今も昔も変わらずおもうことです。でも、本気で、人のからだに向き合い続ければ、何か伝わっていくんもんだなと、情熱というエネルギーのすばらしさを実感しています。
まだやることはたくさんあります。
叶えられる日を待ちわびている夢はまだまだたくさんあります。
でも、今は一旦足を止めて、がんばってきた自分をいたわってあげたいとおもいます。
そして、また、毎日たったの一段を、のぼっていこうとおもいます。
この６年、わたしのレッスンに参加してくださった全ての皆さんに感謝しています。
ありがとうございました。
これからも、ますますマニアックに、からだもこころも魂も元気になるようなエクササイズを考案して、全国に足を運べるようになりたいとおもいます。
