小学校の卒業文集に「バレエの先生になりたい」と書いた自分がいます。
なので、一応、子供の時の夢はかなっております。
ですが、いつからなのか、なんでなのかはわからないですが、
いつも頭の片隅に「ダンサーになれなかった自分」「ダンサーとして活躍していない自分」を責めている自分がいました。
うまく言えないけど、そういう【概念】が常にあったんですよね。
だから「痩せてなきゃ」とか「いつ舞台に立ってもいいように準備しとかなきゃ」とか、現実に求められていることとは別に、自分の内側だけでいつの間にか追い込まれてしまう強迫観念みたいな概念に、長いことずーっと追いかけられていたので、どこかいつも心が休まらない感じってのがありました。
ですが
先日バレエを観に行きまして。
ぜーんぜん知らないダンサーさんの踊りを観ていました。
そしたら、ふっと
「あーあたしダンサーじゃなくて良かったなー。今すごくしあわせだなー。」
って思ったんです。
理由は全くわからないけど、突然そういう発想が湧いてきて、
感覚的にすごくそう思えて、納得して、とってもしあわせになりました。
そしたら、ふかーいところで硬くなっていた筋肉がほぐれてきました。
何をやってもあんまり動いてくれなくって、いつか柔らかくなるだろうとほっておいた筋肉や関節たちが動き出しました。
今もそのしあわせは続いていて、今の自分の生きてきた人生、歩んでいる人生を
とても肯定できて、すごく好きになりました。
自分しか歩めない人生を歩いているんだなーって、いいもんだなーって、なんか、そう思いました。
こんな風に感じられる日が来るんだなーって思って、不思議な気分ではありますが、
きっと、みなさんと一緒にレッスンしたり、アチューメントしたり、
悩みながらも、自分がこうだ!と思って進んで、
みんなが受け入れてくれて、楽しいなーと思って過ごしてきたからこそ
こういう日が来たんだなーと思います。
内容は違えど、多かれ少なかれ、みんなそういう「わけのわからない強迫観念」に振り回されてる気がします。
「思い込み」とも言い換えられますが。
なんか、そういうのがどんどん抜けていって、
楽ーに生きていいんだなーって思える人が増えたらいいなと
そう思いました。