新しい風

16歳からバレエ教室のアシスタントを始めて

17歳だか18歳だかから1人でクラスを持つ講師業を始め

「先生」と呼んでもらうようになって早24年・・・。

 

誰かに「こう教えなさい」と言われたことは一回もなく

「見て覚えろ」「感覚でつかめ」的な感じで半ば放置され

一応形式上は英国ロイヤルの先生のための講座を受けたりしてきたものの

ワガノワというロシアのメソッドも習ってきてしまったため

どちらを取るのか模索して

からだの仕組みも交えながら寄り道して

試行錯誤してここまで進んできました。

 

が、今もまだ「これでいいのかな?」が続くという先生の道。

終わりがなくて正解がわからないから

続けていられるのかなと思います。

 

「教える」という作業の中で

自分なりにクリアーしたいことがあって

それは20年くらいかけて

どうにかこうにか自分を見つめて練習しながら

まぁできるようになったかなと思えたので

とりあえずは良かったかな、と思います。

 

新しい風がわたしの周りに吹いてきていて

40歳にもなったことだし

その新しい風に乗って少し気分を入れ替えようかなと

最近はそんなことを思います。

 

何年教えていても

いつだって勇気と誠実さと地道な努力が必要で

何年経っても

「やってきて良かったな」と思える出来事がどこかの未来に待っているから

しんどくても頑張ろうかなと思えます。

 

一生懸命に頭やカラダをフル稼働してレッスンを受けてくれる

みなさんがいるからここまで来れたんだよなと

これまで会えて一緒にレッスンできた子供達や大人の女性に

改めて感謝です。

 

勇気を出して新しい風に乗っかろうと思います。