踊る

自分はいつも「何をしているのだろう」と

なんでいつも呼吸のことを考えているのだろうかと

どうしてこんな風に日常を生きているのだろうかと

どこかで疑問をずっと抱いてきました。

 

20歳の頃

コンテンポラリーというジャンルのダンスに出会って

バレエと全く違うからだの動かし方や振付が全くできなくて

それでもなんか好きだなと思って

これまでに

コンテンポラリーのワークショップにいくつも参加してきました。

 

人が振付てくれた踊りを踊ったり

 

自分で作品を作って

人と一緒に踊ったり

 

自分で振付を考えて

1人で踊ったり

 

そんな風に過ごしてきて

 

今は

全くもって振付のない

全即興の踊りが

わたしの生きる道の一つなんだと

思えるようになりました。

 

なんというか

「答え」が見つかったみたいで

とっても生きやすくなりました。

 

あーこのために生きているんだなと

あーこのためにバレエを訓練しているんだなと

あーこのためにいつも呼吸を練習しているんだなと

自分の中でストンと腑に落ちたのです。

 

うまいとか下手とか

上手にできたとかできなかったとか

そういうことじゃなくて

 

「自分で在れたか」

 

それだけがテーマです。

 

観てくれる人がいるならば

その人の呼吸が深くなる。

 

そんな踊りをしたいのです。

驚きや歓喜ではなくって

呼吸の深くなる時間。

 

そんな踊りをするために

毎日毎分毎秒生きている。

そう考えると

自分の生き方に納得がいきます。

 

年に何回か踊るのが

これからの

楽しい楽しい楽しい

目標のひとつになりました。