「どうして自分の足はバレエをやっている人の足じゃないんだろうか」
小学生の頃に思った疑問です。
脚の形も太さも強さもしなやかさも違う。
足のつま先の伸び具合も曲がり具合も違う。
なぜ?と。
中学生になって、見よう見まねで腹筋などを無駄にやり、シックスパックにしっかり割れておりました。
今の自分からは「それ、やらなくても上手になるから、やめときー」と言ってあげたいけど、きっと、わたしが通るべき道だったんでしょう。
その後、バレエの解剖学の本を買い、そこに載っていたストレッチを真面目にやってみて、からだが変わりました。
ちゃんと筋肉図を見て【イメージをしながら動く】ということを、そこで身につけた気がします。
ハタチそこそこの時に「フランスには骨の専門家がいるんだって」という話を聞いて、日本で言うところの整形外科みたいなことじゃなくて、もっと本格的なヤツだな。
と、なんとなく直感しましたが、じゃあフランスに行こうじゃないか!となるわけもなく、いつか勉強できるかなー程度に思っていました。
そんな感じで、10代〜20代の頃は「筋肉」メインで勉強してしまったので、骨という分野になかなか興味が湧きませんでしたが、骨の仕組みを覚えないことには、講師として務まらないなーということが増えて、やっと、骨に突入することになります。
可能だったならば、小学生の時から骨のことを知り、解剖学を覚えながらバレエという動きを習うという人生を歩みたかったのですが、
どうも既に、そういう生き方は前世でやってしまっているらしく、もう一回同じ人生はつまらないとわたしは判断したんでしょう。
今回は、回り道して、自分で見つけていく、という道を選んだみたいです。
だもんで、時間はかかるけど
いろんな場所で止まりながらお勉強を続けています。
きっと一生続くんでしょう。
なんでそんなことをしているのか。
もちろん
「自分が楽しみたいから」が理由の一つです。
でも
「みんなが上手に踊れたらより楽しい」がわたしを動かす原動力なんです。
最近はほんとに骨と自分の全てが連動していると日々感じていて
なんでもいいからそれをお伝えできたらいいなと
そんなことを考える日々です。
発信していれば、どこかで誰かが気づいて、広がっていくものだと思うので
これからも
骨が整う方法をお伝えしたいなと思います。
踊るためだけでもなく
健康になるためだけでもなく
人生を楽しむという過程のひとつとして
「骨」という名の「中心を整えるエネルギー場」を整える人が増えるっていいな。