昨日、『愛着がある』っていう言い回しを耳にしました。
人に言われた言葉ですが、なんだか気に入ってしまいました。
「執着」とも違うし、取り除かないといけない対象を表すわけでもない『愛着がある』という表現。
からだの動かし方や呼吸も自分にとって『愛着を感じる』動きっていうのが、あるんだなと思ったんです。
味覚みたいに「なんだかわからないけどオイシイと感じる」とか、「好きな味だわ〜って思う」みたいに、からだのクセとか呼吸とかって、結局自分がそうしていた方が心地よいと感じてしまうから、そういう風に動かしているんだと思います。
からだの中心をとれた方がもちろん呼吸はしやすいとか、「生きやすさ」みたいなものはあるんですけど、その人なりの「クセ」があるから、愛嬌がでてくるというか、人間らしさがあるというか、個性があるというか、おもしろいというか、そういうところってありますよね。
だからクセって悪いことばかりじゃないかもなと思ったんですね。
何に『愛着を感じて』からだが縮んだり歪んでいたりするのかを探るのも、また面白い作業かもしれません。
そんなことをしているうちに、手放せるクセもでてきたりしますしね。
わたしもまだまだ発展途中ですが、自分が何に愛着を感じているのかじーっと観察しながらも、出来るだけからだに任せて中心を強くしていきたいなと思います。