わたしって、なんでレッスンしてるんだろなーと、フッと自分で思ったりします。
なんで毎日毎日電車に乗って、いろんなところに行って、皆さんにあれやこれや伝えるんだろうかと。
もちろん、からだという乗り物が大好きで、仕組みを解明するのがたのしくてたのしくて仕方ないからではあるんですが、だったら自分が踊りを追求しているだけでもいんじゃないかと、そうおもうんですよね。
わたしは、いつもレッスンの前にも後にも、常に自分で自分の内側を探って、自分の感覚というのを感じるようにしています。
自分のからだがどういう反応をしているかを、大事にしてきています。
そんなことをずっとずっとずっと、続けてきてみたら、自分がこころからうれしい!と感じ、勝手に涙が溢れ、鼓動が大きくなるときが、どういうときなのかがわかってきました。
それは、自分のレッスンを受けている方や関わっている方が、その人らしく『勇気を出して生きよう!』としていることが伝わってきた時。
『こわいと感じることに挑戦しよう!』と決意した時。勇気をもってやり遂げて何かを達成したことを告げてくれた時。
それが伝わった時には、言葉にならないよろこびが、からだ中をかけめぐります。
オーラが見える方なら、そんな時のわたしを見て「キラキラでまぶしすぎるよ!」と言ってくれるとおもいます。
そう思うと、結局のところ、わたしがやりたいことはひとつかもしれません。
それは『関わった方が、その人らしく生きていくことをサポートしたい』ということ。
その人自身が、自分の軸をつくって、何をすればよいか、どこに進んだら良いのか、自分で自分の内側を探れるための「からだ」という土台をしっかりさせて、いつも呼吸の通り道ができて「こころ」が安心していられるように、導きたいということ。
偉そうだけど、これがわたしがレッスンを毎日続けられる理由だなと、そうおもいます。
あれやこれやアドバイスみたいなことをお伝えする理由も、ここにあるとおもいます。
自分を磨きたいのはもちろんです。でも、もっともっと、イキイキして強く逞しくしなやかな美しい人をたくさんこの目で見て感じたい!とも、おもいます。