今のわたしにとっては、レッスンの中で呼吸法を使ってからだを整えることが、あまりにも当たり前になっておりますが、ふと考えてみると、よくもまぁこんなだいそれたことをしているもんだなと、そうおもいます。
本当の意味で呼吸が深く出来るようになるまで、時間はある程度かかります。
でも必ず変化します。
その事実とわたしの中の情熱が気がついたらここまでわたしを運んでくれていました。
呼吸は無意識で行えてしまいます。
生きている以上、いつでもどこでも呼吸をしております。
そして、その呼吸が神経や血液循環を左右し、ひいては生命力の強弱につながっていくわけです。
その呼吸そのものを、レッスンに参加していただく中で、だんだんと変化させているんだなぁと思って、あらためて、自分で言うのもなんですが、すごいことしてるなと、なんかびっくりしました。
人は焦ると呼吸が浅くなったり、心配なことがあると呼吸が苦しくなったりします。
逆にいうと呼吸がゆったりしていれば、安心感に包まれていきます。
呼吸と生き方はきってもきれないものであるわけです。
鼻呼吸が出来るようになると、人間というのはほんとうに変化します。
鼻呼吸が出来るようになった方は
だいたいにおいて焦らなくなります。
人の意見に左右されなくなります。
人と比較しなくなります。
勇気をもってやりたいことにチャレンジするようになります。
見た目もキラキラとします。
顔立ちではなく、顔つきが素敵になります。
そして、人への影響力が大きくなります。
そのようにして変化していく姿をみせていただけるのは、なんとも贅沢なことなんだなと、今日は感謝の気持ちでいっぱいになりました。
人間の神秘を間近でみせてもらえること、人間のからだってすごいって、日々わたし自身が皆さんから逆に教えてもらえることに、ただただありがたいと、そう思います。
呼吸は派生します。
心配や不安が派生するのはとても早いです。
でも安心も時間はかかれど必ず派生して広がっていきます。
途中経過は痛くてもかゆくても苦しくても、それを乗り越えて、呼吸が深く行える人が世の中にたくさん存在するとよいなと思います。
そして、安心が世の中に広がっていくとよいなと、そんなことを思います。
背中で人を導けるように、わたしもこれからも呼吸を深めていきたいと思います。
