STUDIO ARTISAN からだとこころのいろいろ

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人づてに聞いた話

砂浜に二人の足跡がありました。

並行して同じ方向に進んでいます。

 

人間と守護天使の足跡だそうです。

いつも並んで歩いています。

 

しばらく進むと一人分の足跡になりました。

 

また二人の足跡になってしばらく続いています。

 

ふと気づくと

一人分の足跡になっています。

 

でも、また、二人並んで歩いている足跡に戻ります。

 

一人になったり

二人になったり

 

一人分になったり

二人分になったり

 

人間は天使に聞きました。

 

「どうして時々いなくなるの?」

「足跡が一人分になっているじゃないか」

と。

 

天使は言いました。

 

「足跡はいつもわたしのですよ」

と。

 

「何を言っているんだい?」

「君はいつも一番いて欲しい時にいなくなるじゃないか」

人間は天使に詰め寄ります。

 

天使は答えます。

 

「足跡はいつもわたしのです」

「君が傷ついて歩けないから」

「わたしが君を抱きかかえて運んでいるんですよ」

と。

 

「だから足跡が一人分なんですよ」

と。

 

 

 

このところ、少しこころが弱っていて

でも、目を閉じるとすごくキレイな光が

いつも見えていました。

 

 

苦しい時は

自分は守られていると

誰かが支えてくれていると

信じきるのが難しいけれど

 

呼吸をゆっくりしても

すぐに元気になれなかったけれど

 

でも、閉じた目の前にはいつも

光が見えていました。

 

 

今日、少し元気になって

このお話を思い出しました。

 

話を教えてくれた人が

少し涙ぐみながら

話していたのが印象に残っています。

 

誰かが

このおはなしを読んでくれて

このおはなしを思い出すことが

あるといいなぁと思います。