2013年の仕事初めから何日か過ぎて気がついたこと。
それは皆さんの『感覚が繊細になってきている』ということ。
もともともっている感覚を再度つかう(磨く)時期がきたということ。
日本人のからだの感覚というのはとても繊細で絶妙ですばらしいと思います。
食事に対する感性にしても然り、季節の移り変わりに対する意識や間の取り方についても然り。
これは海外のダンサーを観たり、ワークショップを受けたりと訓練方法を学ぶ中で思ったり、アスリートとよばれる方々の動きや考え方を学んでずっと感じてきたことです。
これは個人的な見解ですが、日本に西洋の流れが入ってきてから日本人がもともと持ち合わせている『感覚』をつかうのではなく、「頭」をつかう事、いわゆる「知識」をつめんこんで良いか悪いかを判断することや、競争させられて人と比較してみたりさせられてきたなと思います。
だんだんとほんとうに上手に、からだの感覚をなるべく除去するような生活パターンを当たり前のように日本人が受け入れて慣れていったのだと思います。
そして、何十年もそのように過ごしてきたその結果…
「ん?変だよね?なんかうまくいっていないよね?」
といろいろな方が気がつきはじめてきた感じがします。
2012年あたりから、「からだとこころの繋がりを連動させる」というわたしの考え方に似ている本が出版されていたり、本当の意味でからだを改善させ、こころも元気にさせる衣食住についての本がすごく増えたように思っていました。
それは、多くの方がそういうものを欲している、感覚を磨きたいと無意識に求めているということなんだなと気がつきました。
結果が目にみえてわかるようなものが受け入れられていた時代から、自分の中の『感覚』としてつかんでいく、自分にとってどうかという『感覚』を大事にしましょうという時代に移ってきているんだなと思います。
だからこそ、わたしのレッスンのような内容がこうして皆さんに評価いただけているんだと思います。
今の時点で、わたしの『感覚』はわりかし敏感な方かと思います。
からだの感覚を磨きたいと思って日々を過ごしているということもありますし、もっと深く追求したいという欲求もありますので。
でもきっと、皆さんも自分で気がついていないだけ、どこを動かすか認識していないだけで『感覚が鋭い方は非常に多い』んじゃないかと思います。
今年はもっと【微細】な部分に焦点をあてて、『感覚』を磨いていただき、昨年以上にからだを連動させ、こころも安心していただくことで、やりたいことに意欲的に取り組めるような、そんなことが出来ればと思います。