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助け舟

3月といえば確定申告の季節でございますが、今年も無事に申告完了です。
毎年やる気は一切ありませんが、どうにか期限までに終わるということを繰り返しております。
無事に終わってありがたや〜。


申告は税務署に直接提出するというのが毎年の定番になっておりまして、
今年も行ってきましたが、今年は申告後にちょっとした事件が。


税務署を出てから強い風がビューっと吹いた際、ペラペラと飛んでいく白い物がいくつか見えて…

飛んでっている白い物体をよーく見たところ…
男性の手から離れてしまった「確定申告の紙!?!!?!!じゃん!」

結構な強さの風で、あっという間に数メートル飛んで車道へ突き進む紙たち。
ヤバイヨヤバイヨ〜と焦ってついていく男性。

ちょうど信号が赤になったのか、車が来なくなり、うまいこと風も引いたので
わたしと旦那はトォッ!と車道へ飛び出し、それぞれ紙を拾い、男性に。

やっぱりこれから提出するべく確定申告の書類でした。
間に合ってよかったー!

渡すときに「これ、大事なやつですよね!!」と思わず口から出てしまいました。
その後、男性はしっかりと用紙を握り、建物の中へ。

あーよかったよかった。

このような事務作業が全然得意じゃないわたしとしては、
あんなに頑張って持ってきた申告書が一瞬で風に飛ばされて
もう一度やり直しになるなんて辛すぎる〜と思いますんで、
よかったと心底思いました。


人間はお互いに全然知らない相手ながら、ときに助けあったりしますが、
今日のことを経て、ふと思い出したことが。

わたしが中学生のときに自転車でバレエ教室まで通っていたんですが、
途中でチェーンが外れてしまい、道で止まって手を汚しながらやったこともないのに、
チェーンをはめるべく奮闘してました。

あまり人が通る道ではなかったので、必死にやってましたら、
10分くらい経ってから向かいの道に車が止まり、20歳くらいの男性がおりてきて、
ササッと直してくれたんですねー。

ありがとうございました!とお礼を言って、急いで教室に向かった記憶がありますが、
本当にあのとき、助けてくれてありがたかったなーと思います。

今回は、逆の立場でお手伝いができましたんで、恩返しですね。


今の世の中、助け舟を出すタイミングがむずかしくなっているような気がしますけど、
頭で考えずに、からだや心が動いた方向に進んでいけば、
人間らしく嬉しいふれあいができるんじゃないかなと思った日でした。