母親の影響でしょうか。
母もその母である祖母から影響を受けていたんでしょうか。
祖母もまたその母である曽祖母から影響を受けていたんでしょうか。
人よりも前を常に歩いていなければならないと。
母親なら、先生なら、年上なら、上司なら。
常に先頭きって
皆を置いてきぼりにしたとしても
遠くまで行っておかねばならないと。
そう思うこころは。
それともわたしの性質でしょうか。
魂の傾向性でしょうか。
個性でしょうか。
誰よりも努力して
誰よりも我慢して
誰よりも進んでいなければならないと
自分に課すということを選ぶことは。
平成の時代
そんな自分の内側からの衝動があったせいか
ガツガツと進むことを選んできました。
みんなよりも前にいないといけないと思い込んで。
平成の終わりに向けて
ガツガツすることを選ばなくなりました。
一人で先に進んでいなくても
大丈夫だと気がついたんです。
みんなと同じ歩幅で
一緒にまわりを見渡しながら
あー花がキレイだねとか
星がキレイよねとか
そんな柔らかい気分で進みたいと
そう思うようになったから。
走る強さも大事。
でも走っている最中も声をかけて
励ましあって
走り終わったら
一緒に休憩して
よくがんばったと
讃えあう。
そんな関係で生きていくことが
平成最後にできるようになってきた。
しあわせです。
一緒に進んでくれている
皆さんに
ありがとう。
そう思います。
