STUDIO ARTISAN からだとこころのいろいろ

STUDIO RTISAN公式HP → https://www.studioartisan.jp

おいしい野菜を選ぶことと、からだのツボ探しの類似点

わたしは、からだの仕組みが大好きですし、自分のからだにしろ、人のからだにしろ、『からだ』という乗り物がうまく機能することを考えるのが大好きです。
だから仕組み好きですね。プラモデルとかいじりませんけど、組み立てるというより、分解する方が好きかもしれません。一旦分解して、仕組みを理解してから、なるほどねーと感心しながら、組み立て直す作業の方が好きな感じがします。
どんな手順で組み立てたら一番効率がいいかも考えるし、違う組み立て方ってのはないもんかなと、ムダに寄り道したりすることも好きです。研究することが何よりの生き甲斐でございます。


たまに皆さんに不思議がられるんですけど、わたしは「からだの圧痛点」とういうものを見つけることができます。圧痛点って、いわゆる「ツボ」ですが、からだの中のどこの筋肉が一番収縮しているのかを見分けることが出来るということです。

ちなみに、昔はもちろんわかりませんでした。
でも、知りたかったので、研究しました。
出来るようになりたかったので、やり続けてみました。
そしたら、得意なことのひとつになりました。

今日もレッスンの最中に「先生上から見ただけで『ココ!』って見つけるから不思議ですよね」って言われたので「たぶん野菜選びが上手になることみたいなものなんじゃないかなぁ」って説明してみました。

日々スーパーに買い物に行っていると、どの野菜はどこを見て判断すれば美味しい食べごろの野菜なのか、とか、新鮮な魚の見分け方とか、そういうことを考えるようになったりしますよね。で、人に聞いたり、八百屋さんに聞いたり、魚屋さんにたずねたり、自分で調べたりして、どういう手順で判断すればよいかを記憶して、実際に目の前のものを触ったり、におい嗅いだり、ツヤを見たりして、最終的に自分で判断して、買ってみるわけですね。
最後は勘もつかったりしますよね。

もちろん野菜選びが上手になっていく途中には、知識だけで判断してみたりして、頭が先行しすぎて失敗することもあったりしますよね。あーあっちのワゴンの中のにしとけばよかったー!みたいなことや、安物買いの銭失い!的なことも、沢山経験するとおもいます。

でも、そうやって失敗するから、次はちゃんと見極めてやるぞ!とか、失敗しないぞ!とかおもって、あたらしい知識を取り入れてみたり、どのお店で何を買えばよいかが分かってきたり、なんとなくで選ばないように自分を促してみたりと、段々と自分を成長させていくわけですね。


で、わたしは、実際のところは野菜選びは全然得意ではないんですけど、みなさまの「からだ」を日々拝見させていただいて、そういう『判断』作業をずっとやってきてます。だから、今は得意なことになりました。圧痛点探しをはじめてから、もう7年くらいですかねー。

でも、今でも知らないことは山ほどありますし、昔の記憶は忘れていってしまったりするので、日々頭の中を刷新して、手先の感覚や、からだの情報もバージョンアップしながら、なんとかかんとか、研究を続けさせていただいております。


なんでも続けていくと、先に何かが待っているはずです。
足指ストレッチにしろ、爪もみにしろ、耳ほぐしにしろ、ハミングブレスにしろ、うがいにしろ、数年続けて、はじめてわかってくる『からだの魅力』というものがあります。

なんでもよいので、自分にとってグッとくるもの、あーこれ気持ちいいなとおもうもの、ぜひぜひ続けてくださいまし。わたしも引き続きがんばります。