STUDIO ARTISAN からだとこころのいろいろ

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ヒプノセラピーってなんですか

『ヒプノセラピ』ーって興味はあるんだけど

どういうことかわからないんだよね

というご質問というか、ご意見をいただきました。

 

だもんで、わたし自身の、大変に個人的な体験談を載せてみます。

読んでみて、しっくりくるかもしれないし

読んだところで、やっぱり分からないかもしれないですが

ご興味あればご一読ください。

 

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夜、寝る前に、手の親指をさわっていた時のこと。

すごく深い悲しみというものが、自分の奥深くにあるんだなーと思いました。

思いつきで、悲しみの原因となっているところはいつなんだろうかと、自分で探ってみました。

そうしたら、自分の胸の中に

【暗いところで小さくうずくまって「お母さんごめんなさい」と言っている女の子】がいました。

これはお母さんが病気になった時の、わたしだなと思いました。

このまま自分の潜在意識の部分に質問をしてみようと試みました。

その時のお話です。

 

以下は

わたし自身の「潜在意識」と「顕在意識」のやりとりです。

青い文字は潜在意識の中にある小さな頃のわたしが答えています。

 

※実際のヒプノセラピーでは、

 黒い太字で表わした質問を、セラピストが担当します

 青い文字の部分は、セラピーを受けているご本人の答えとなります

 

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まず、いくつか質問をしてみました。

お母さんに何を謝っているのかな?」

「お母さんに直接謝りたいの?」

 

女の子は少し考えてから

「お母さんに直接謝っても、聞いてもらえないから言わない」

と言いました。

なんでお母さんに聞いてもらえないの?

と、質問を続けると

「お母さんは閉じこもっているから話を聞いてくれないの」

「わたしが何か言っても、何も変わらないから」

そう言います。

相変わらず女の子は膝を抱えて、座ったまま小さくうずくまってます。

少し考えて、次の質問をしてみました。

じゃあ、お母さんには何も言えないかもしれないけど、他に、何か、やりたいことはあるの?

女の子は、少し考えました。

「お父さんに・・・」

「お父さんに言いたいことならある」

そう答えが返ってきました。

 

ヒプノセラピーのセッション中は潜在意識とアクセスしていると言われています。

潜在意識とアクセスしている時は、過去の記憶の書き換えということが可能になります。

本当はあの時こういうことをしたかった。とか

実はこういうことを話したかった。など、

実際にはできなかったんだけど

やればよかったと悔やんでいることがあれば

それをセラピーの中でやってみようという試みが可能なんですね。

 

記憶を書き換えてみようと思い、このように質問してみました。

じゃあ、お父さんに、言ってみる?」と。

そしたら勢いよく答えが返ってきました。

「お父さんに、お母さんの話をもっと聞いてあげてって言う」

「お母さんは、わたしじゃなくて、近所の人でもなくて、おとうさんと話がしたくてしょうがないから、お父さんにちゃんとお母さんのお話を聞いてって言う」

「本読んだり、一人で出かけたりしないで、会社にも行かないで、お母さんのお話を聞いてって、ちゃんと聞いてって言う」

そう言うと、少し女の子の様子が変わりました。

 

この時、大人の自分自身のからだをの感じとして

親指の力がフッと抜けて、胸が拡がった感じがしてました。

 

次の質問をしてみます。

他に何かやりたいことはあるのかな?

少し元気になった様子で、こう言いました。

「お母さんに・・」

「お父さんに、ちゃんとお話してねって言う」

「お父さんが聞いてないフリをしても、勇気を出して、自分の正直な気持ちをちゃんと全部お話ししてねって言う」

そう言うと、女の子は元気になったらしく

立ち上がって、くるくる回ったり、スキップをしたりし始めました。

 

 

大人のわたしの思考の中に次のワードが浮かびました。

【わたしはもうお父さんの代わりにお母さんの話を聞かなくていいんだ】と。

あの時から30年以上、それを自分はやらないとと思っていたのかと気づいて少し呆然としながら、すごく肩の荷が降りたように感じたと同時に、背中や本当の肩が楽になった〜と思いました。

 

小さい時のわたしはそう言うことを考えていたんだなーと

わたし自身も分からなかった深い想いに出会って

小さな自分を抱きしめてあげたいなと思いました。

 

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以上が、わたしの、本当に個人的な体験談です。

母親が病気になった時に影響を受けたらしい、小さなわたしのおなはしでした。

小さなわたしも、元気になってよかったです。

 

どなたかの、何かの参考になれば、うれしいです。