世界中にたくさんあるバレエ団の中で、なぜか好きな英国ロイヤル・バレエ団。
４年ぶりのバレエ団での来日公演がありまして、観に行って参りました。
バレエの主役（プリンシパル）たちが次々登場するガラコンサート的な公演と
全幕のロミオとジュリエットという公演と
贅沢にも２日分チケットを取って観劇してきました。
フルオーケストラが演奏するバレエの公演は
会場の扉を開けると、オーケストラの方が練習している楽器の音が最初に耳に入ってくるものですが
自分はそれがすごく好きなんだなと、今回実感しました。
10代の後半にバレエにのめり込んでいた頃
バレエのアシスタントをしながら
なるべくいいものを生で観た方がいいだろうと
自分で他のバイトもしながらバレエを観たりしていましたが
その頃感じていたこととは
全く違う視点でバレエを観るようになっている自分に気づいて
なんというか
ただただ豊かな時間だなぁと思いました。
特にロミオとジュリエットは大好きな作品で
特にこのロイヤルバレエのバージョンをTVで何度も何度も見ていて
衣裳や舞台装置やダンサーの動きなど大体頭に入っていたので
１階の３列目の座席を頑張って取ったこともあり
第一幕では自分が舞台の中にいるような
夢のような時間だなと思いながら過ごしていました。
芸術って豊かだなぁ〜
今までは、ダンサーの動きを追ったり
テクニックを確認したり
全然違う思考でバレエを捉えていましたが
好きなダンサーのエネルギーをただ感じたり
自分というエネルギーを最大限引き出して踊っているバレリーナのエネルギーにただただ感動したり
長く踊り続けているダンサーの貫禄や音楽性にグッときたり
とにかくこころがどんどん満たされていって
しあわせだな〜と思ったのでした。
今月末からは
フランスのパリオペラ座バレエのダンサーがやってきます。
来年はパリオペラ座バレエ団で来日公演があるので、それも楽しみにしたいなーと思います。
