からだが慣れ親しんでいるつながりを手放して、新しいというか、本来のつながりに戻っていくためにどうすればよいかを考えたりします。
といっても、考えてるんではなく思いつくだけなんですが。
数年前にからだとは無縁の話の中で『別れははじまりなんですよ』と人に言いわれたことがあるんですが、からだの繋がりも、それに似ているかもしれないなと最近おもいました。
『別れ』は『はじまり』って、その言葉を言われたその時にはまるでピンとこなかったんですが、数年経っていわんとすることがなんとなくわかるなと思うようになりました。
『手放す』には勇気がいります。
それは親の転勤で引っ越さなくちゃならなくって、親しくしていた友人と別れるようなものかもしれません。
だから、痛みやかなしみも伴う作業であることに間違いありません。
これがいわゆる『別れ』です。
慣れているからだとおさらばすること。
おさらばするから悲しくてうちひしがれる。
でも、その後には新しい場所、新しい人たちとのつながりが待っているわけです。
そういう環境下に置かれなければはじまらなかった関係性ができてくるわけですね。
そんな風にからだが本来の場所と繋がりあうためには、一度、これぞ本来のつながりでしょう!と勘違いしている場所を敢えて分断して解いて、ほどいて、再度縫い直すみたいな作業が必要なんだと思います。
慣れるのにはちょっと時間がかかるかもしれません。
やっぱり前の友達の方がよかったと、そう思うこともあるかもしれません。
でも、ながーい目で見ると、案外そんなことなくって、新しくつながってよかったなって、そう思うこと、増えるんじゃないかと思うんですよね。