16さいからバレエ教室のアシスタントを始めて、
ひとりで子供にバレエを教えるようになって
すっかり25年以上こんなことをやらせてもらってますが
教えるってむずかしいなぁと
思う日々です。
バレエの先生になりたいという夢を叶えているので
しあわせな日々ですが
どんな人にも上手になってもらう
その人なりに楽しんでもらう
ということは非常にむずかしいですね。
人を雇って
上手な子だけ教えればいいじゃないですか
と言われたことがありますが
わたしはバレリーナを育てたいわけではなく
上手な子を育てたいわけではなく
みんなに楽しんでもらいたい。
みんなにバレエを踊る喜びを味わってもらいたい。
そういう欲求がどうも強いみたいです。
だから
できる子だけ
できる人だけ
分かる人だけ教えればいい
という概念がないので
苦労してます。ははは。
でも、できないから楽しい。
うまくいかないから、うまくいった時のよろこびは
なんというか、満ち足りた感覚なのです。
これはなかなか他では味わえない感覚です。
何年もかかるので
途中は（多分）お互い辛抱の時期ですが、
でも、楽しんでくれたら嬉しいなと思います。
わたしはどうも戦いに挑むのが好きな性質が強いので
これからも難題に取り組みながら過ごしていくんじゃないかと
自分で思います。
