STUDIO ARTISAN からだとこころのいろいろ

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コンプレックスさんとの別れ

人間はなかなかに無い物ねだりをしますので、人から見れば羨ましい部分を長所とは思わず、自分の定規で自分を計り、ああでもないこうでもないと、自分の欠点ばかりを見つけていくものですよね。

わたしは中学生くらいのときには既に体型のコンプレックスというものを自分に植え込んでしまったのですが、今週、ふとコンプレックスさんとさよならしていたことに気がつきました。


『あら、コンプレックスさんがいないってらくちんね。』


と思った次第です。


からだに向かいつづけていくうちに、だんだんと人と比べるとか、焦るとかっていう傾向が減っていったのですが、全く持ってなくなったのははじめてのような気がします。

なので、以前にも増してとても楽しいです。


誰とも比べないので、バレエのレッスンに自分が参加していても、音楽と自分、ステップと自分、空間に存在している自分にとことん向き合えるようになりました。



むかしのわたしは誰かと比べては自分に足りないものばかり探して、なかなか自分を本当の意味で高めることができませんでしたので、このように自分と向き合って、からだをどう使っていくかは自分次第、どこへ進むかも自分次第なんだと、ひたむきに、ただただ自分を磨けるようになって嬉しいです。



あたまよりもからだの方が賢いとわたしは思っています。

からだは常に変動し、どうすればいいかを教えてくれると思います。

それでも、思い込みというものは自分が思っているより深く、思い込んでいるという事自体に気がつくまでになかなかな時間がかかります。


からだがつながっていくように、そして固いところがやわらかくなるように、思考もこころもより柔軟になっていくといいなと思います。