STUDIO ARTISAN からだとこころのいろいろ

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からだとの向き合い方ー迂回大作戦ー

このブログでも『からだは頭より賢い』といつも申し上げてきましたが、ほんとにそうなんだよねーと前にもまして思います。


レッスンの中で「からだと向き合ってくださいね。」ってお伝えしていますが、からだは自分が思うより変化します。ただし、変化するスピードは人によって、またからだの場所によっても違いますし、行われる修復方法も十人十色、様々であります。

「こんなもんだろう」という頭で行った予測はたいがい外れます。

それはこの呼吸法に出会って9年くらい経ったわたしにもまだまだ未知の世界であり、だからこそ面白くてたまらない世界でもあります。からだのマニアにとってはただただ楽しい世界でございます。


そんなわたしの中で最近流行っているのが、からだに対して『真っ向勝負』しない『迂回大作戦』です。

レッスンに通っていただいて、からだの中心にパイプが通るようなイメージができて、なんとなくゆるむってこととか、からだに呼吸が入るっていう意味がわかったのに…またわからなくなっちゃったなぁとか。よくあることかと思います。

呼吸が入りにくくなることは現代社会に生きていれば誰しも経験することだと思います。

そんな時に「また呼吸出来てないんかーぃ!」と自分を責めても呼吸が深くなることにはつながらないので、ぜひ後悔はせず、いろんな方法を試してみてください。

「過去」に効いた呼吸法が、「今」の自分に合うとは限らないので、どんな呼吸が今の自分に必要なのかを知るにはいろいろ試してみるのもひとつかと思います。


その方法のひとつが『迂回大作戦』です。

からだに向き合うと、どこが弱くて自分にはどんなクセがあってというのがだんだんとわかってきます。
で、普通はクセそのものを治そうとするわけですが、そのクセの原因となる場所を直視して向かってみるのが『真っ向勝負』。

この『迂回大作戦』は、そこを認識しつつも、別のところに呼吸を送ってみてみませんか?という考え方です。
遠回りなようだけど、結構効果があるので、『急がば回れ』的な感じです。

例えば、固くなっている場所を発見して触ってみるけど、呼吸としては別の場所をふくらますつもりで息を送ってみる。という感じです。
クセの原因を発見しても、自分がこうだろうと思っている筋肉の状態に導かず、一旦手放してからだに任せてみる。

こうすることで、だんだんとコリの原因とか固くなっている筋肉も自然とゆるんで呼吸が深くなっていくので不思議なもんです。


言葉で伝えるのは非常に難しいです。書いていてそう思います。
ただ、考え方として認識いただければ、いつもの如く、からだが導いてくれるかと思います。

後はレッスンで体感してくださいね!質問がありましたら直接どうぞ。